すでに2023年シーズンが始まり、サントス・ツアー・ダウンアンダーではCannondaleの新型バイクが見られたり、LOOKの新型も見られている。
では、2023年に期待される新型のロードバイクは、どれがあるだろうか。これまでのまとめとしてみてみたい。
Cannondale SuperSix Evo

Image credit: Andy Rogers
すでに惜しげもなく、披露されている新型SuperSix Evo。
EF Education-EasyPostチームと、EF Education Easypost女子チームも乗っている。現世代のSuperSix Evoは2019年6月に発売されたので、4年目となると発売されるのは間違いない。

Image credit: Andy Rogers
チューブの形状に空力的な改良が加えられていることが確認されている。シートチューブはよりアグレッシブな形状で、シートポストとマッチし、シートステイはさらに落とされている。

Image credit: Zac Williams
フロントエンドはシンプルになり、タイヤクリアランスが向上。スレッド式ボトムブラケットとなっているのでメンテナンスも容易だ。

Image credit: Andy Rogers
EF Education-Tibco SVBおよび EF Education Easypostチームの Lab71 プロトタイプ SuperSix Evo 4バイクは、大きなタイヤクリアランス、ヘッドセット前の完全に統合された内部ケーブルルーティングなど、多くのコア機能を引き継いでいる。
上記の写真は、St Michel – Mavic – Auber93のバイク。アルテグラを使用し、Lab71のロゴは入っていない。
隠されたウェッジスタイルのシートポストクランプもある。もう時期発表となるのは間違いないでしょうね。
LOOKの新型

Image credit: Andy Rogers
Cofidisの乗るLOOKも新型となっている。ブライアン・コカールも、すでにこのバイクで勝利した。

Image credit: Andy Rogers
Shimano Ultegraのディレイラーが使われているけど、SRMのクランクにパワーメーターとごちゃ混ぜ。

Image credit: Andy Rogers
統合コクピットに見えるけれど、ハンドルとステムは別々。サイズを変える場合には便利だ。

Image credit: Andy Rogers
Cofidisは、チューブラーを使う。多くのチームがチューブレスに変更しているのでワールドツアーとしては少なくなってきた。
Specialized Tarmac SL8

Image credit: Andy Rogers
Specialized TarmacSL7は、もう3年近く前のモデルになってしまった。
Specializedは通常3年周期でモデルを刷新しているため、今シーズン新しいTarmacが登場する可能性が高い。
SL7は、Tarmac SL6の軽量性とエアロダイナミックモデルのVengeを融合させ、1つのパッケージにしたもの。
しかし、Tarmac SL7はSL6ほど軽量ではなく、またVengeのように風をはらんで滑りやすいわけでもない。
Specializedは、Aethosをブランドの軽量化専用バイクとしているが、SL8で軽量化をさらに追求する可能性がある。
UCIが3:1のフレーム設計ルールを廃止した今、Tarmacも同様にエアロダイナミクスの方向へ向かうかもしれない。しかし、それならVengeと呼ぶのが筋となるかもしれない。
Roubaixも3年サイクルを過ぎている。2023年には、Specializedが2台の新しいロードバイクを発表することになるかも?
Canyon Aeroad

Image credit: Gianni Vermeersch/Instagram story
Aeroadは生産開始から4年目に突入しており、昨年UltimateとEnduraceがアップデートされたことから、次はAeroadがアップデートの対象となることが予想される。
昨年12月に無印の新型Canyon Aeroadと思われる車に乗るマチュー・ファンデルプールが発見されている。
これが新型Aeroadなのかどうかをブランドは、はっきりとは答えていない。まあ、言う訳ないけど。
フレームはエアロダイナミックチューブを採用し、同ブランドの現行モデルに似ている。
ヘッドチューブの形状が変更され、シートチューブのデザインも変更されているように見える。また、タイヤクリアランスも広くなっていることが期待される。
Trek Émonda

Image credit: TREK
Émondaもアップデートされるはず。
Madoneは昨年、印象的なIsoZoneシートチューブを採用し、抜本的にリフレッシュされた。ドマーネも、より軽く、わずかに空力的なフレームに生まれ変わった。
3つのフラッグシップロードバイクのうち、2020年6月に最終更新されたÉmondaが更新されてもおかしくない。
現行のÉmondaは、ブランドの全面的な軽量化の課題からシフトし、いくつかの空力的なチューブプロファイルを取り入れた。
現在のÉmonda SLRのフレーム重量は56cmサイズで698gと、前モデルより38g重くなっていることから、トレックもさらなる軽量化を図るかもしれない。
また、現行モデルが硬めの乗り心地であることを考慮すると、快適性の向上も期待できるだろう。
Giant TCR

Image credit: giant
Giantは昨年Propelを改良し、コンプライアンスを大幅に高め、重量を減らし、空力性能を向上させた。
GIANTがTCRのアップデートを考えているなら、Propelに機能である軽量化を進めると予想される。おそらく、コンプライアンスも改善されるはずだ。
TCRは1997年の発売以来、定番モデルとして君臨してきた。そろそろ、新型が出てもおかしくない。
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