世界最大級のタイヤメーカーであるGoodyearは、ロードバイクタイヤのアップデートを発表。
タイヤメーカーは、2018年から自転車市場に積極的に参入し、堅実な開発を進めている。
今回5年の歳月を経て、F1という名称でウルトラハイパフォーマンスラインに2種類、ハイパフォーマンスラインに2種類、計4種類の新タイヤが一挙に発表された。
- Eagle F1 R レース用
- Eagle F1 SuperSport R タイムトライヤル用
- Eagle オールラウンド
- Vector Sport 廉価版
全ての種類を合わせると47種類のタイヤがアップデートされている。
Eagle F1 R

Image credit: goodyearbike
Eagle F1 Rは、最高レベルのサイクリングと熱心なサイクリストのために設計されている。
後述のEagle F1 SuperSport Rと同様に、ショートプライカーカスを採用しているため、使用する材料が少なく、タイヤのしなやかさが増している。

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また、R:Shield層により高い耐パンク性能を確保。また、重量は旧イーグルF1(25mmチューブレスコンプリートで280g)より8%軽量化されている。
このタイヤは、軽いトレッドプロファイルのおかげもあり、転がり抵抗とグリップが最適となっている。
前モデルよりも転がり抵抗は13~17%低くなっているという。

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F1タイヤの新機能として、チューブレスコンプリートテクノロジーがあり、新しいタイプの「ビード」が開発されている。
これはいわゆるサイドのスレッドで、タイヤをリムの中で固定するためのもの。このビードは、多くのタイヤで見られるような丸い形ではなく、少し変わった形になっている。
これにより、取り付けが容易になり、空気の保持もよくなるので、コンプレッサーがなくても装着できるようになるという。
モデル | タイプ | サイズ | 重量 |
Eagle F1 R | チューブレス コンプリート | 700c×25 | 280g |
Eagle F1 R | チューブレス コンプリート | 700c×28 | 310g |
Eagle F1 R | チューブレス コンプリート | 700c×30 | 330g |
Eagle F1 R | チューブレス コンプリート | 700c×32 | 345g |
Eagle F1 R | チューブレス コンプリート | 700c×34 | 375g |
価格は$70(約9千円)
Eagle F1 SuperSport R

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Eagle F1 SuperSport Rは、タイムトライアル用のタイヤ。
F1 Rと比較して、R:Shield保護層が使用されておらず、トレッドもない。そのため、非常にスムーズで超軽量なタイヤとなっている。
25mmチューブレスコンプリート・バージョンで235g。

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モデル | タイプ | サイズ | 重量 |
Eagle F1 SuperSport R | チューブレス コンプリート | 700c×25 | 235g |
Eagle F1 SuperSport R | チューブレス コンプリート | 700c×28 | 255g |
Eagle F1 SuperSport R | チューブレス コンプリート | 700c×30 | 275g |
Eagle F1 SuperSport R | チューブタイプ | 700c×25 | 190g |
Eagle F1 SuperSport R | チューブタイプ | 700c×28 | 205g |
価格は、チューブタイプ$70(約9千円)、チューブレスが$80(約1万千円)
Eagle

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Eagleは、春から秋まで使える幅広いターゲットに適したタイヤ。
F1タイヤと比較すると柔軟性は劣るが、耐久性と耐パンク性能は高く、オールラウンドな使い勝手を提供する。
Eagleは、チューブレスレディとチューブタイプのバリエーションがあり、幅は25mmから32mmまで用意されている。

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モデル | タイプ | サイズ | 重量 |
Eagle | チューブレスレディ | 700c×25 | 280g |
Eagle | チューブレスレディ | 700c×28 | 305g |
Eagle | チューブレスレディ | 700c×30 | 330g |
Eagle | チューブレスレディ | 700c×32 | 345g |
Eagle | チューブタイプ | 700c×25 | 240g |
Eagle | チューブタイプ | 700c×28 | 265g |
Eagle | チューブタイプ | 700c×30 | 285g |
Eagle | チューブタイプ | 700c×32 | 295g |
価格は、チューブタイプが$55(約7千円))、チューブレスレディが$62(約8千円)
Vector Sport

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最後に、通年用タイヤである新しいグッドイヤーVector Sportがある。
このタイヤはVector 4 Seasonsの廉価版で、TPIが低く、重量が増加している。Vector Sportは幅25mmから32mmとなっている。
モデル | タイプ | サイズ | 重量 |
Vector Sport | チューブレスレディ | 700c×25 | 320g |
Vector Sport | チューブレスレディ | 700c×28 | 350g |
Vector Sport | チューブレスレディ | 700c×30 | 390g |
Vector Sport | チューブレスレディ | 700c×32 | 400g |
Vector Sport | チューブタイプ | 700c×25 | 280g |
Vector Sport | チューブタイプ | 700c×28 | 305g |
Vector Sport | チューブタイプ | 700c×30 | 340g |
Vector Sport | チューブタイプ | 700c×32 | 350g |
価格はチューブタイプで$57(約7千5百円)、チューブレスレディタイプで$65(約8千5百円)。
公式サイトには、各タイヤの詳細が詳しく出ているので参考までに。
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