コルナゴが発表したV4RSは、2022年シーズンにプロトタイプPrototipoとしてUAE Team Emirates、女子ワールドチームUAE Team ADQが使用。
23人のライダーにより10回の勝利をおさめ、レースに勝つバイクとして正式に発売されている。
タディ・ポガチャルが2023年シーズンに乗るV4RSは、ホイール、コンポ、タイヤが変更されている。
Colnago V4RS

Image credit: Will Jones 以下同様
UAE Team Emiratesは、スペインのアリカンテがキャンプ中。メカニックが地下駐車場で忙しく作業している中で撮影されている。
重量は計測されていないが、ディスクモデルなので6.8kgは難しいのでは。
バイクの名前は、V3RからV4Rと単純に数字が増えただけ。V4Rsと表記するのが正しいようだ。
ついに、UAE Team EmiratesもShiamanoに切り替え。Campagnolo Super Record EPS 12グループセットからShimano Dura-Ace Di2に。
良く見るとペダルもShimano Dura-Ace。これまで、LOOK Keo BladeCarbonを使っていたが、ついにShimanoを使用ですね。
ギアは54×40。山岳ではインナーは小さくなるはず。SRAMのパワーメーターではなくなったので、少し重量が減っているだろう。
リアは12速。11から30Tのカセットが装着されている。チェーンも当然Dura-Ace。
2023年の大きな変更は、ホイールがCampagnoloからアメリカブランドのEnveとなったこと。
トレーニングキャンプで使用されているのは、Enve45。レースでは、より高速なEnve SES 4.5が装着されるのは間違いない。
2022年に使用していた、BoraUltra WTO 45は重量が1,425g。Enve SES 4.5は1,452gとほとんど変わらない。
タイヤは、Pirelli P Zero Race TLR tubeless 26mmから、コンチネタルGRAND PRIX 5000Sに。
コンチネンタルの現在最高のロードバイクタイヤはGP5000 S TRであり、ポガチャルは現在チューブレスの代わりにインナーチューブを使用している。
メカニックは、ガタつきを防ぐためにバルブの周りにテープを貼っている。
ハンドルはDeda Alanera one-piece carbonからコルナゴの統合ハンドルに。バーの上部はフラット。風洞実験で空力テストによって設計されている。
ブレーキフードは内向きに設置されている。
ステムに描かれているRichard Milleは、スポンサー名。Richard Milleは、時計のブランドで、チームのメンバーの時計はRichard Milleだ。
ジュリアン・アラフィリップもRichard Milleの時計をしてますね。
サイクルコンピュータもSRAM PC8からWAHOOに変更となる。新しいコルナゴ用の統合エアロマウントではないですね。
ボトルゲージはElite Custom Race Plusで変わらず。
各バイクには、選手の名前と国旗が示されている。同じバイクだからネームがないとわからなくなりますよね。
サドルはPrologo Scratch M5から、中央にPASSカットのあるPrologo Dimensionに変更されている。
コルナゴはオフセットが0mmのシートポストを作らないため、ポガチャルは代わりにサドルを推奨制限を超えてレールの前方に設置している。
このバイクで、タディ・ポガチャルはツール3勝目を狙うことになる。
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