Jumbo-Vismaは、2023年にいくつかの新しい機器のパートナーを迎える。
来年からグループセットとホイールはシマノから供給されなくなり、SRAMとReserveから供給されることになる。
また、シューズはNimbl、メガネはOakleyに変更する予定だ。
Cervélo R5

Cervélo R5 Image credit: Jumbo-Visma
2022年同様、Jumbo-Vismaは来シーズンもCervelo社のバイクでレースを走る。
これは数少ない不変の部分だ。バイクに搭載されているパーツのほとんどが来年にリニューアルされるからだ。
最も注目すべきは、来シーズンからシマノがチームのパートナーでなくなり、SRAMのグループセットに変更されること。

Image credit: Jumbo-Visma
Cerveloのロードバイクとタイムトライアルバイクの両方に、来年、SRAMの最高品質の電子グループセットであるRed eTap AXSが搭載される。
Cervélo P5

Cervélo P5 Image credit: Jumbo-Visma
チームのプレスリリースに掲載されている写真から判断すると、来シーズンのタイムトライアルバイクには、いわゆるワンバイシステムが採用されるようだ。
フロントを1枚にすることで、変速やチェーントラブルのリスクを軽減し、空力的なメリットも得られる。しかし、おそらくこれはレースごとに、コースによって異なるだろう。
ただ、心配なのは2022世界選手権でおこったバウケ・モレマのTTバイクでの不可解なチェーン落ち。アネミエク・ファンフルーテンもSRAMだった。もうないといいのだけど。

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グループセットのほかに、シマノはホイールも供給したが、来年はReserveが担当することになる。
Reserveは、2014年にサンタクルーズのエンジニアによって設立され、現在はJumbo-Vismaの主要パートナーであるPonの傘下に入っている。
2022年シーズンは男子の開発チーム、女子チームがReserveホイールも常用していが、男子も来シーズンはReserveが主流になる。
Vittoriaは2023年もタイヤサプライヤーを継続する。Jumbo-Vismaが使うタイヤは、Vittoria Corsa Proの新型だと言われている。
Fizikは新シーズンもサドルを、FSA(Full Speed Ahead)はクライミングバイク(Cervélo R5)とタイムトライアルバイク(Cervélo P5)のコックピットを引き続き供給する予定だ。

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シマノとの提携を解消したことで、ペダルやシューズの新しいサプライヤーを探す機会にもなった。シューズは急成長中のNimblが担当。多くのプロと契約している。

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ペダルはSpeed playが選ばれた。これでワールドチームではEF Education-EasyPostに続いて2チームではないかな。私もSpeed playなのでちょっと嬉しい。
また、AGUは来年もチームのウェア・パートナーだが、アルクマールに本社を置くAGUのサングラスを使用することはない。
オークリーは来年、Jumbo-Vismaにサングラスを供給する。オークリーはINEOS GrenadiersからJumbo-Vismaに変更となった訳ですね。
ヘルメットスポンサーのLazerは、来シーズンもチームのパートナーとして継続する。現在、メカニックは180台のバイクを作成中だ。
2022年のバイクは現在オークションにかけられているものもある。
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