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Factorから軽量エアロロードOstroが登場 来シーズンのフルームのバイクとなる

機材情報
photo factorbikes
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ツール・ド・フランスでIsrael Start-Up Nationが新しいエアロロードで登場していた。

 

やはり、ツールで登場していたエアロロードが新型のFactor Ostroだった。

軽量で堅牢となったフレームは平地、山岳、石畳でも走れるバイクに仕上がっている。フレーム重量は54サイズで780gと超軽量。

エアロで軽量というトレンドに乗っているバイクだ。

 

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Factor Ostro

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Ostroの名前は、地中海の8つの主要な風の1つにちなんで名付けられた。OSTROはコートダジュールを通過する南向きの風のこと。

Factor Ostroのコンセプトは、特にパリ~ルーベでのプロチームやライダーとの長い経験から生まれたと言う。

レースではパヴェを走って、最後はバンクでゴールする。プロが求めるものは、あらゆる地形に対応した軽量で耐久性もあり、エアロなバイクだ。

そのためタイヤクリアランスは広がり32mmのタイヤまで装着でき、パヴェにも対応できる。

 

Factor Ostroの特徴をまとめると

Factor Ostro
Factor Ostroの特徴
  • ディスクブレーキ、電動シフト専用
  • 完全な内部ケーブル配線
  • 32mmのタイヤクリアランス
  • 54サイズで780gと軽量なフレーム
  • T47ボトムブラケット使用

 

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フレームはNACA(National Advisory Committee for Aeronautics)の形状から派生した中程度の深さのチューブプロファイルを使用。

フレームは、徐々に先細りするのではなく、四角形で切り取られている。これも最近のバイクの特徴で空力に最も優れた形状となっている。

 

トップチューブを飾る、VAMは「Velocità Ascensionale Mmedia」平均上昇速度を表しており、エアロバイクでありながら軽量化を目指していることを示している。

 

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フォークは、Factorが「逆流エネルギー供給チャネル」と呼んでいる特徴を持っている。

チャンネルとフォークの広いスタンスの両方が、ホイールとタイヤによって運ばれる空気の「逆流」とフォークを通って前方に移動する空気の流れに遭遇するという空気力学的課題に対処している。

この逆流はフォークの後ろで停滞し、フォークの外側の周りのダウンチューブへの空気の流れを妨げる。

 

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Factorはこれを解決するために、フォーククラウンに収束ノズルを設計。

この領域からの逆流を加速し、ヘッドチューブとフォークの外側を移動する比較的きれいな空気が受ける圧力変化を大幅に減らした。それによって層流と全体的な抗力を低減している。

さらに、フォークレッグの幅を大幅に拡大することにより、フォークレッグとホイールリムは、互いに干渉されない空気流で動作することができる。

フォークは26mmタイヤでの使用に合わせて空気力学的に最適化。21mmの内部幅を持つリムで最大32mmまで十分なクリアランスがある。

 

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Ostroは、一体型のBlack Incハンドルバー/ステムを組み合わせ空力抵抗を減らすように設計。

Ostroではヘッドチューブの面積を増やすことなく内部ルーティングを達成している。

 

フレームの軽量化

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54サイズのフレーム重量は780gであり、パワーメーターとBlack Inc Forty Fiveホイールを装着して、6.8kg(UCIの最小重量)に簡単に組み込める。

空気力学と重量のバランスをとるために、チューブのプロファイルは注意深く開発された。たとえば、ダウンチューブの断面は、O2 VAMとほぼ同じ。  

高いレベルのフレーム剛性を維持しながら、軽量化を達成している。Factorは数値を公表していないが、剛性レベルはO2のレベル以上だ。

 

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シートクランプも内蔵。スリムなシートステイはロードノイズと振動を吸収するように設計されている。

 

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ツールでダン・マーティンが乗っていたのは、FLICKER(ちらつき)というカラーだ。上の写真はアンドレ・グライペルだけど。

 

価格は、

  • SRAM Red AXS&Black Inc Forty Fiveホイールセット:£9,250(約130万円)
  • SRAM Force AXS&Black Inc Forty Fiveホイールセット:£7,850(約110万円)
  • フレームセット £5,400(約75万円)

かなり高価なバイクだ。フルームはこのバイクでツール5勝目を目指すことになる。

 

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